今回は生地手配についてお話しようと思います。
中国での話ですから、日本での生地手配とは全く異なります。
中国は安い!品質悪い!
ってイメージがあるかもですが、
実はそうでもなく。
日本でも同じですがピンキリです。
日本人の想像する「職人」と呼んでも遜色ないレベルの
工員さんはたくさんいらっしゃいますし、
バッグ業界で言えば、
かれこれ30年前から中国での生産は始まっているので…
人・材料・機材
全て揃っています。
ただ、本当にピンキリですから(苦笑)
…これ以上は長くなるのでw
機会があればまた。
今回は生地に関してですので、
それに集中してお話します!
バッグにはたくさんの「資材」が必要です。
1つのバッグで最低でも約10種以上の資材を使います。
(ちいくばっぐだと、約20種の資材が使われております。)
その中で、一番難しいのが
生地
です。
「何で?」
って思うかもしれませんが…
バッグ用の生地手配が難しい理由は2つ。
1 使う量が少ない!
2 品質が安定しない!
からです。
1については、詳しく話し始めると収まらないので
簡単にご説明します。
例えば…
【ショルダーバッグ】値段:¥4,000 ・ 寸法:30x22x9cm
という商品があったとします。
これの本体生地として使う量は、乱暴に言うとw
LサイズのTシャツ1枚分の生地より少ないです。
衣類の場合、
1つのデザインでサイズ展開が通常3〜4サイズありますよね。
バッグは、
ほとんどの場合1デザイン1サイズです。
(その代わり複数デザインをまとめて「シリーズ」として販売します。)
つまり、
衣類に比べて1つの商品を作るのに必要な
生地量が圧倒的に少ない!
と言う事なんです。
ヤードやインチは馴染みがないので伝わりにくいですが、
だいたい生地1反(巻物みたいな状態)で約50ydです。
50ydあると、先ほどのショルダーバッグが100個作れます。
1000個作っても10反。500ydです。(ここ後で出てきますよー)
*これ、もし本体生地が2色だったら5反づつ。
色コンビなら、1色あたりの生地数はもっと減ります。
なので、1つのバッグを生産する場合、
1素材1色の生地を手配すると、だいたい3反くらいしか仕入れません。
。。。これ、生地屋さんからすると
小口のお客さん
なんです。
バッグで使用する生地は、家具なんかでも使用される事が多いので
そっちのオーダーだと毎回50反〜100反なんてざら。
『悪い生地屋さん』につかまると、
顔ではスマイル☆ニッコリでも、値段や品質で悪いものを売られてしまいます。
と言う事で、これからが本番です(笑)
まずはこれをご覧ください。
1つの生地の流れを凄く簡単に表した表です。
色々なルートがありますが…
私はここでしか買いません。
品質を少しでも良いものにしたい場合、
①と②以外は
絶対に買ってはいけません。
流れはこうです。
この時、③④の生地屋では
こんな事が起きる可能性大です。
そして。。。
どうでしょうか。。。
もう本当に大変です。
って、
「いやいや!そんなんわかってるなら、試作の時点で調べなさいよ!」
と思いましたよね。
はい。
そうしたいのですが…正直、試作段階でわかるのは稀です。
資材検査を信頼できる検査機関にお願いすると、
だいたい10万円前後の費用がかかりますし、
先ほどの通り、
サンプル用で入手した資材と、
生産時に入手する資材は別物!
なので、検査する意味がないんです。
(自分である程度は「検査」しちゃいますけどね!)
そんな状況なので
ほとんどの場合、生産中、もしくは生産後にわかって大騒ぎになっちゃうんです。
だから、
こうなんです。
理想は、①のオリジナル開発。
これが一番安心です。
トレーサビリティーがしっかりしていますし、
加工方法も細かく決められます。
ただ、大量の発注が必要なので(汗)
まだ小さい弊社は
①と②の両方で生地手配をしています。
どうやっているか?
については…
内緒です(笑)
それぞれのメーカーが勉強代を支払いながら
ノウハウを構築し、現在に至りますので
そこは企業秘密という事で♪
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中国での話ですから、日本での生地手配とは全く異なります。
中国は安い!品質悪い!
ってイメージがあるかもですが、
実はそうでもなく。
日本でも同じですがピンキリです。
日本人の想像する「職人」と呼んでも遜色ないレベルの
工員さんはたくさんいらっしゃいますし、
バッグ業界で言えば、
かれこれ30年前から中国での生産は始まっているので…
人・材料・機材
全て揃っています。
ただ、本当にピンキリですから(苦笑)
…これ以上は長くなるのでw
機会があればまた。
今回は生地に関してですので、
それに集中してお話します!
バッグにはたくさんの「資材」が必要です。
1つのバッグで最低でも約10種以上の資材を使います。
(ちいくばっぐだと、約20種の資材が使われております。)
その中で、一番難しいのが
生地
です。
「何で?」
って思うかもしれませんが…
バッグ用の生地手配が難しい理由は2つ。
1 使う量が少ない!
2 品質が安定しない!
からです。
1については、詳しく話し始めると収まらないので
簡単にご説明します。
例えば…
【ショルダーバッグ】値段:¥4,000 ・ 寸法:30x22x9cm
という商品があったとします。
これの本体生地として使う量は、乱暴に言うとw
LサイズのTシャツ1枚分の生地より少ないです。
衣類の場合、
1つのデザインでサイズ展開が通常3〜4サイズありますよね。
バッグは、
ほとんどの場合1デザイン1サイズです。
(その代わり複数デザインをまとめて「シリーズ」として販売します。)
つまり、
衣類に比べて1つの商品を作るのに必要な
生地量が圧倒的に少ない!
と言う事なんです。
ヤードやインチは馴染みがないので伝わりにくいですが、
だいたい生地1反(巻物みたいな状態)で約50ydです。
50ydあると、先ほどのショルダーバッグが100個作れます。
1000個作っても10反。500ydです。(ここ後で出てきますよー)
*これ、もし本体生地が2色だったら5反づつ。
色コンビなら、1色あたりの生地数はもっと減ります。
なので、1つのバッグを生産する場合、
1素材1色の生地を手配すると、だいたい3反くらいしか仕入れません。
。。。これ、生地屋さんからすると
小口のお客さん
なんです。
バッグで使用する生地は、家具なんかでも使用される事が多いので
そっちのオーダーだと毎回50反〜100反なんてざら。
『悪い生地屋さん』につかまると、
顔ではスマイル☆ニッコリでも、値段や品質で悪いものを売られてしまいます。
と言う事で、これからが本番です(笑)
まずはこれをご覧ください。
1つの生地の流れを凄く簡単に表した表です。
色々なルートがありますが…
私はここでしか買いません。
品質を少しでも良いものにしたい場合、
①と②以外は
絶対に買ってはいけません。
流れはこうです。
この時、③④の生地屋では
こんな事が起きる可能性大です。
そして。。。
どうでしょうか。。。
もう本当に大変です。
って、
「いやいや!そんなんわかってるなら、試作の時点で調べなさいよ!」
と思いましたよね。
はい。
そうしたいのですが…正直、試作段階でわかるのは稀です。
資材検査を信頼できる検査機関にお願いすると、
だいたい10万円前後の費用がかかりますし、
先ほどの通り、
サンプル用で入手した資材と、
生産時に入手する資材は別物!
なので、検査する意味がないんです。
(自分である程度は「検査」しちゃいますけどね!)
そんな状況なので
ほとんどの場合、生産中、もしくは生産後にわかって大騒ぎになっちゃうんです。
だから、
こうなんです。
理想は、①のオリジナル開発。
これが一番安心です。
トレーサビリティーがしっかりしていますし、
加工方法も細かく決められます。
ただ、大量の発注が必要なので(汗)
まだ小さい弊社は
①と②の両方で生地手配をしています。
どうやっているか?
については…
内緒です(笑)
それぞれのメーカーが勉強代を支払いながら
ノウハウを構築し、現在に至りますので
そこは企業秘密という事で♪
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