久しぶりの更新です。
4月7日の緊急事態宣言から45日目。
2月中旬頃から週2日ほど自宅作業をするようになり
不要不急の外出を避けるようになってから52日目。
関東の1都3県と北海道以外の府県は緊急事態宣言解除という
政府からの発表がありましたね。
東京はいつになるのやら。。。
全国ではまだ3千人もの方が病と闘っており、
その3分の1が東京都の数ですから
まだまだ予断を許さない状況が続いています。
「感染しても無症状な方もいる」
この『無症状』が本当に何も症状無く元気な状態なのか
調べてみても、どれが正しい情報なのか判断が難しい。
潜伏期間や、他者に感染させてしまう可能性がある日数も
平均値は出ていますが、正確な日数は不明な状況。
家族や自分、周りの人達を守るためには
どんなライフスタイルが適切なのか。
健康を守る事と同様に、家計も守らなければならないという
相反した行動の何処に線を引くべきなのか。
過去の感染症に関する文献はあれど
新しい未知のウイルスに対して
先人の知恵が何処まで有効なのか。
その答えは多分、国から教えてもらうものでは無く
私たち一人一人が
たとえ大手メディアからの発信であっても
肩書きが確かな方の発信であっても
一つの情報を信じる事なく
複数の情報を精査し、
根拠の無い不確かな情報に惑わされず
正しい情報を得る事で
正しく恐れ、
その日の行動を決めていくしかないと
考えています。
とても難しいですがw
そこで今回、お話しようと思ったテーマ。
製品輸送のおはなし
ですが、なぜそんなテーマを取りあげたかと言いますと
1週間ほど前に頂いたメールの問い合わせがきっかけでした。
内容は、
製品を購入したいが中国製で
東京から発送って、大丈夫ですか?
というもの。
ハッとしました。
今回の新型ウイルスが「何か」に付着して死滅するまで
温度や湿度などの環境、付着した物体によりますが、
例えば段ボール紙では24時間。
プラスチックやステンレスでは2〜3日間。
というのが研究室で行われた実験結果なのだそう。
これまでに発見された
ヒトへ感染するコロナウイルスは新型を含め全部で7種類。
その中の一つは、ガラスやプラスチックの表面で
最大9日間、残存していたという結果が出ているので
一つの可能性として
新型ウイルスの残存期間が2〜3日間から
9日、10日間に延びる事があるかもしれない。
となると、心配するのは当たり前な事ですよね。
基礎疾患のあるご家族がいたり、
妊娠中、新生児のいるご家庭。。。
理由は様々です。
その方には、
直接、電話をさせて頂いて
製品の製造年月日や、生産現場の状況、輸送方法。
倉庫管理体勢や、そこで働いてくれている方々の現況など
具体的な根拠ある数字をお伝えし、
ご購入頂いた後のケア方法なども
一つの情報としてお伝えさせて頂きました。
(結果、お買い上げいただけました。ありがとうございました!)
そこで、
同じような心配をされている方がいらっしゃるのでは?
と思い…どんな表現が『適切か』悩みましたが言葉を選ばず
全部書いちゃえ!
という事でw
本題です☆
海外で生産されたものを日本へ輸送するには2つ。
飛行機と船舶です。
島国だから当たり前ですねw
ざっくりこんな感じです。
【飛行機】
①DHLやFedExなど大手の海外航空便。
②大手以外の海外航空便。
③貿易会社(乙仲さん)が段取りしてくれる航空便。
【船舶】
④コンテナ船 ※コンテナ輸送
⑤コンテナ船 ※混載便
⑥フェリー便
輸送会社との取引高や、輸送物のサイズ、個数、価格により
それぞれにかかる費用は各社バラバラ。
輸送日数もバラバラなので
状況に応じて選択しています。
通常、商品の輸送には【船舶】を利用しています。
数量が少ない場合は⑥を。
ある程度数量がある場合は④か⑤を。
商品輸送で①②③は使用しません。
製品サンプルとか資料などは①か②を利用しています。
その中で今回は頻度の高い④のご説明をいたします。
まずはこちらの図をご覧ください。
工場出荷から自社(契約)倉庫入荷までの流れを表にしました。
生産完了したものは全て『第三者検品会社』へ搬入し、そこで検品・検針をしてもらいます。
生産工場とは全くの別会社で、
検品の依頼者は弊社になりますから、工場に対する忖度はありませんw
厳し目にチェックして頂きます。
数量や、その時の混み具合によりますが
大体3日間で作業が終了。
コンテナに詰めて港へ搬入です。
持ち込む港や、目的地によりコンテナ船が出港する曜日が違い、
工場のある「山東省青島市」(チンタオビールのチンタオです)の港から
東京港への便は、毎回『土曜日』の出港に合わせて段取りを行います。
その3日前に「ヤード」と呼んでいる地区に搬入し、税関検査やコンテナ積みなどの
段階を経て船が出港しますので、水曜日がリミットです。
つまり工場から第三者検品へ出荷するのは月曜日になります。
そして東京港に船が入港し
コンテナ荷下ろし、税関検査などの各種手続きを経て
トレーラートラックに載せて倉庫へ到着。
土日祝日は倉庫がお休みなので、
工場を出てから12日目の翌週金曜日か、
15日目の翌々週月曜日に入荷。
となります。
次の図は、弊社の場合です。
基本的には同じですが、
東京港に入港してからの『日数』が異なります。
弊社の場合、工場出荷から17日目に倉庫入荷となります。
これは弊社として初めて「輸入」した製品から続けている段取り方法です。
防疫の観点から行なっている事ではありません。
なぜか?
それは『税関検査』ですw
初めて貿易を行う会社は実績の無い何処の誰かも不明な新参者ですから
国内に品物を入れるというとても重要なセクションにおいて
ノーチェックで許可が下りるなんてあり得ません。
必ず検査が入ります。
1000%確実です。
ただ、
検査の方法も
・全量検査
・コンテナ開封抜き揚げ検査
・書類審査
などがあり、事前の準備や質疑応答などによって
検査方法が変わります。
書類審査であれば、あまり時間はかかりませんが
全量検査になると何日か必要になり
その後の段取りが全て崩れます。。。
倉庫まで運んでもらうトラックをキャンセルしなければなりませんし、
費用もかかります。
なので通常より
2〜5日多めに輸送期間を設けています。
結果的に、最後に人が触れた『第三者検品会社』でのコンテナ封印から
自社倉庫に入荷するまでの期間は14日間となります。
税関で『全量検査』『抜き揚げ検査』が行われた場合は事前に連絡が来ることになっていますので、その場合は検査官が製品に触れてから、
最短で約2日目に倉庫入荷となりますが、トラックの本数が少ないのでまずあり得ません。
まだ手配し直した事が無いので分かりませんが、おそらく入荷まで4〜5日はかかるのだと思います。
一般的な場合でも、同一の条件で9〜12日間ですから
先に申し上げた残存期間より多めに人の手に触れる事なく、
安全に輸送されます。
あと、
その製品が入荷して皆様の手元に届くまでの間、どのくらい倉庫で保管しているか?
という日数も入れると、最短でプラス3〜4日。最長で数ヶ月(涙)となります。
ちなみに
生産現場や検品会社の社員さんはどんな環境で仕事をしていただいているかと言うと…
こんな感じです。
撮影したのは一昨年の夏でしたので、マスクなどしていませんが
現在はマスク着用が義務付けられています。
(関連した市の職員さんが抜き打ちで検査しに来るようです)
マスク以外にも、
出退勤時の赤外線による検温。
入場する際の手洗い。
などが義務付けられているようです。
経営者視点だと、
万が一、感染者が出た場合「操業停止」になりますから
発注者の信頼が損なわれますし、社員さんも他の工場へ転職してしまうので
実質、倒産という事になり兼ねません。
社員視点だと、
自分が工場で感染してしまったら家族へうつしてしまう懸念や
操業停止になった場合の収入。転職する際の風評被害などが
想像できますので…
聞いた話ではありますが、
本当に皆が防疫に努めているようです。
ありがたいです。
倉庫も同じです。
東京都内にあるのですが、
今日も働いてくださっている方達は皆、
パパやママ。
自宅からマイカーや自転車で通勤し、お仕事して頂いております。
弊社とは別会社で、規模も大きく万が一の影響が大きい会社さんですから
防疫の徹底をされています。
物流を担う、輸送業の皆様へ心ない言動をされる方もメディアを通じて
目に耳に入ってきますが…その『恐怖』はドライバーさんも
私たちも皆、同じです。
それを言ってしまうと、スーパーでの買い物の方が
よほどリスクが高いですよね。
物流では製品の入った袋に触れるのは多くても2名。
梱包されている箱に触れるのは、せいぜい10名未満。
それも、仕事として防疫を徹底されている方々です。
スーパーも入荷するまでは同じですが
店頭で触れられる回数は?
老若男女。
様々な方達が訪れ、製品に触れながら吟味して購入する。
どちらのリスクが高いのか…
もちろん、店員さん達の心労は計り知れず…
そんな中、働いて下さっている事に感謝しかありません。
冒頭に書いた『正しく恐れる』というのは
正しい情報を得る事で、漫然とした『恐怖』から逃れ
自分にとって容認できる「リスクレベル」を線引きし、
クリアするためにどうすれば良いかを判断する行為ではないかと
私は思います。
偉そうにスイマセン。
ただ、
税関検査と違い
1000%大丈夫とは言えませんので…
製品が届いた後の対処方法について
最後にお話いたします。
方法は簡単です。
どれか1つ。どうしても気になる方は参考にしてくださいね。
⒈届いてから最大8日間は箱を開封しない。
製品が入っているビニールに人が触れた日から1〜3日後に届きます。
基本的には残存日数をクリアしていますが、もし他のウイルス実験結果にある9日間は触りたく無い!という場合は、最大8日間開封しなければクリアです。
⒉開封したら『次亜塩素酸ナトリウムスプレー』を噴霧し乾燥させる。
次亜塩素酸ナトリウムスプレー(除菌スプレー)は、その濃度により
製品自体に色あせや劣化などが起きてしまう可能性がありますので、
詳しくは
スプレーの『使用上の注意点』や、除菌スプレーメーカーのホームページなどで確認してくださいね。
以前、ブログで紹介させて頂いたスプレーは
・安定型次亜塩素酸 除菌・消臭剤
・弱アルカリ性
・次亜塩素酸ナトリウム(食品添加物)+高純水(ROイオン交換)
・100ppm
というスペックのもので、
製品噴霧実験で劣化などの問題は起きませんでした。
これであれば、すぐに除菌が可能で
ウイルスにも一定の効果があると言われておりますので安心です。
アルコールスプレーは、
可燃性があったり一部の素材に対して腐食性があるので
広範囲に噴霧するのはお勧めしません。
*余談ですが、最近売られているアルコールスプレー。しっかり裏面の表示を確認して購入することをお勧めします。
除菌効果のある濃度は諸説ありますが、だいたい60〜80%です。(逆に濃すぎても効果はありません)
しっかり「濃度」が書かれていない製品は、何処にも『除菌』『消臭』の表記が無い場合が多く『清涼剤』と書かれていたり。
つまり、いくら使っても効果ゼロです。
⒊開封したら『手洗い』をする。
これは是非、してくださいね。
防疫の観点というより、ホコリなどが箱の底面に付いている可能性ありますし(置き配は特に)手洗いをしておいた方が、気持ち的にも安心です。
如何でしたでしょうか。
少しでも皆様の生活においてお役に立てましたら幸いです。
正しく恐れて、恐怖に飲み込まれず
がんばりましょう!
4
4月7日の緊急事態宣言から45日目。
2月中旬頃から週2日ほど自宅作業をするようになり
不要不急の外出を避けるようになってから52日目。
関東の1都3県と北海道以外の府県は緊急事態宣言解除という
政府からの発表がありましたね。
東京はいつになるのやら。。。
全国ではまだ3千人もの方が病と闘っており、
その3分の1が東京都の数ですから
まだまだ予断を許さない状況が続いています。
「感染しても無症状な方もいる」
この『無症状』が本当に何も症状無く元気な状態なのか
調べてみても、どれが正しい情報なのか判断が難しい。
潜伏期間や、他者に感染させてしまう可能性がある日数も
平均値は出ていますが、正確な日数は不明な状況。
家族や自分、周りの人達を守るためには
どんなライフスタイルが適切なのか。
健康を守る事と同様に、家計も守らなければならないという
相反した行動の何処に線を引くべきなのか。
過去の感染症に関する文献はあれど
新しい未知のウイルスに対して
先人の知恵が何処まで有効なのか。
その答えは多分、国から教えてもらうものでは無く
私たち一人一人が
たとえ大手メディアからの発信であっても
肩書きが確かな方の発信であっても
一つの情報を信じる事なく
複数の情報を精査し、
根拠の無い不確かな情報に惑わされず
正しい情報を得る事で
正しく恐れ、
その日の行動を決めていくしかないと
考えています。
とても難しいですがw
そこで今回、お話しようと思ったテーマ。
製品輸送のおはなし
ですが、なぜそんなテーマを取りあげたかと言いますと
1週間ほど前に頂いたメールの問い合わせがきっかけでした。
内容は、
製品を購入したいが中国製で
東京から発送って、大丈夫ですか?
というもの。
ハッとしました。
今回の新型ウイルスが「何か」に付着して死滅するまで
温度や湿度などの環境、付着した物体によりますが、
例えば段ボール紙では24時間。
プラスチックやステンレスでは2〜3日間。
というのが研究室で行われた実験結果なのだそう。
これまでに発見された
ヒトへ感染するコロナウイルスは新型を含め全部で7種類。
その中の一つは、ガラスやプラスチックの表面で
最大9日間、残存していたという結果が出ているので
一つの可能性として
新型ウイルスの残存期間が2〜3日間から
9日、10日間に延びる事があるかもしれない。
となると、心配するのは当たり前な事ですよね。
基礎疾患のあるご家族がいたり、
妊娠中、新生児のいるご家庭。。。
理由は様々です。
その方には、
直接、電話をさせて頂いて
製品の製造年月日や、生産現場の状況、輸送方法。
倉庫管理体勢や、そこで働いてくれている方々の現況など
具体的な根拠ある数字をお伝えし、
ご購入頂いた後のケア方法なども
一つの情報としてお伝えさせて頂きました。
(結果、お買い上げいただけました。ありがとうございました!)
そこで、
同じような心配をされている方がいらっしゃるのでは?
と思い…どんな表現が『適切か』悩みましたが言葉を選ばず
全部書いちゃえ!
という事でw
本題です☆
海外で生産されたものを日本へ輸送するには2つ。
飛行機と船舶です。
島国だから当たり前ですねw
ざっくりこんな感じです。
【飛行機】
①DHLやFedExなど大手の海外航空便。
②大手以外の海外航空便。
③貿易会社(乙仲さん)が段取りしてくれる航空便。
【船舶】
④コンテナ船 ※コンテナ輸送
⑤コンテナ船 ※混載便
⑥フェリー便
輸送会社との取引高や、輸送物のサイズ、個数、価格により
それぞれにかかる費用は各社バラバラ。
輸送日数もバラバラなので
状況に応じて選択しています。
通常、商品の輸送には【船舶】を利用しています。
数量が少ない場合は⑥を。
ある程度数量がある場合は④か⑤を。
商品輸送で①②③は使用しません。
製品サンプルとか資料などは①か②を利用しています。
その中で今回は頻度の高い④のご説明をいたします。
まずはこちらの図をご覧ください。
工場出荷から自社(契約)倉庫入荷までの流れを表にしました。
生産完了したものは全て『第三者検品会社』へ搬入し、そこで検品・検針をしてもらいます。
生産工場とは全くの別会社で、
検品の依頼者は弊社になりますから、工場に対する忖度はありませんw
厳し目にチェックして頂きます。
数量や、その時の混み具合によりますが
大体3日間で作業が終了。
コンテナに詰めて港へ搬入です。
持ち込む港や、目的地によりコンテナ船が出港する曜日が違い、
工場のある「山東省青島市」(チンタオビールのチンタオです)の港から
東京港への便は、毎回『土曜日』の出港に合わせて段取りを行います。
その3日前に「ヤード」と呼んでいる地区に搬入し、税関検査やコンテナ積みなどの
段階を経て船が出港しますので、水曜日がリミットです。
つまり工場から第三者検品へ出荷するのは月曜日になります。
そして東京港に船が入港し
コンテナ荷下ろし、税関検査などの各種手続きを経て
トレーラートラックに載せて倉庫へ到着。
土日祝日は倉庫がお休みなので、
工場を出てから12日目の翌週金曜日か、
15日目の翌々週月曜日に入荷。
となります。
次の図は、弊社の場合です。
基本的には同じですが、
東京港に入港してからの『日数』が異なります。
弊社の場合、工場出荷から17日目に倉庫入荷となります。
これは弊社として初めて「輸入」した製品から続けている段取り方法です。
防疫の観点から行なっている事ではありません。
なぜか?
それは『税関検査』ですw
初めて貿易を行う会社は実績の無い何処の誰かも不明な新参者ですから
国内に品物を入れるというとても重要なセクションにおいて
ノーチェックで許可が下りるなんてあり得ません。
必ず検査が入ります。
1000%確実です。
ただ、
検査の方法も
・全量検査
・コンテナ開封抜き揚げ検査
・書類審査
などがあり、事前の準備や質疑応答などによって
検査方法が変わります。
書類審査であれば、あまり時間はかかりませんが
全量検査になると何日か必要になり
その後の段取りが全て崩れます。。。
倉庫まで運んでもらうトラックをキャンセルしなければなりませんし、
費用もかかります。
なので通常より
2〜5日多めに輸送期間を設けています。
結果的に、最後に人が触れた『第三者検品会社』でのコンテナ封印から
自社倉庫に入荷するまでの期間は14日間となります。
税関で『全量検査』『抜き揚げ検査』が行われた場合は事前に連絡が来ることになっていますので、その場合は検査官が製品に触れてから、
最短で約2日目に倉庫入荷となりますが、トラックの本数が少ないのでまずあり得ません。
まだ手配し直した事が無いので分かりませんが、おそらく入荷まで4〜5日はかかるのだと思います。
一般的な場合でも、同一の条件で9〜12日間ですから
先に申し上げた残存期間より多めに人の手に触れる事なく、
安全に輸送されます。
あと、
その製品が入荷して皆様の手元に届くまでの間、どのくらい倉庫で保管しているか?
という日数も入れると、最短でプラス3〜4日。最長で数ヶ月(涙)となります。
ちなみに
生産現場や検品会社の社員さんはどんな環境で仕事をしていただいているかと言うと…
こんな感じです。
撮影したのは一昨年の夏でしたので、マスクなどしていませんが
現在はマスク着用が義務付けられています。
(関連した市の職員さんが抜き打ちで検査しに来るようです)
マスク以外にも、
出退勤時の赤外線による検温。
入場する際の手洗い。
などが義務付けられているようです。
経営者視点だと、
万が一、感染者が出た場合「操業停止」になりますから
発注者の信頼が損なわれますし、社員さんも他の工場へ転職してしまうので
実質、倒産という事になり兼ねません。
社員視点だと、
自分が工場で感染してしまったら家族へうつしてしまう懸念や
操業停止になった場合の収入。転職する際の風評被害などが
想像できますので…
聞いた話ではありますが、
本当に皆が防疫に努めているようです。
ありがたいです。
倉庫も同じです。
東京都内にあるのですが、
今日も働いてくださっている方達は皆、
パパやママ。
自宅からマイカーや自転車で通勤し、お仕事して頂いております。
弊社とは別会社で、規模も大きく万が一の影響が大きい会社さんですから
防疫の徹底をされています。
物流を担う、輸送業の皆様へ心ない言動をされる方もメディアを通じて
目に耳に入ってきますが…その『恐怖』はドライバーさんも
私たちも皆、同じです。
それを言ってしまうと、スーパーでの買い物の方が
よほどリスクが高いですよね。
物流では製品の入った袋に触れるのは多くても2名。
梱包されている箱に触れるのは、せいぜい10名未満。
それも、仕事として防疫を徹底されている方々です。
スーパーも入荷するまでは同じですが
店頭で触れられる回数は?
老若男女。
様々な方達が訪れ、製品に触れながら吟味して購入する。
どちらのリスクが高いのか…
もちろん、店員さん達の心労は計り知れず…
そんな中、働いて下さっている事に感謝しかありません。
冒頭に書いた『正しく恐れる』というのは
正しい情報を得る事で、漫然とした『恐怖』から逃れ
自分にとって容認できる「リスクレベル」を線引きし、
クリアするためにどうすれば良いかを判断する行為ではないかと
私は思います。
偉そうにスイマセン。
ただ、
税関検査と違い
1000%大丈夫とは言えませんので…
製品が届いた後の対処方法について
最後にお話いたします。
方法は簡単です。
どれか1つ。どうしても気になる方は参考にしてくださいね。
⒈届いてから最大8日間は箱を開封しない。
製品が入っているビニールに人が触れた日から1〜3日後に届きます。
基本的には残存日数をクリアしていますが、もし他のウイルス実験結果にある9日間は触りたく無い!という場合は、最大8日間開封しなければクリアです。
⒉開封したら『次亜塩素酸ナトリウムスプレー』を噴霧し乾燥させる。
次亜塩素酸ナトリウムスプレー(除菌スプレー)は、その濃度により
製品自体に色あせや劣化などが起きてしまう可能性がありますので、
詳しくは
スプレーの『使用上の注意点』や、除菌スプレーメーカーのホームページなどで確認してくださいね。
以前、ブログで紹介させて頂いたスプレーは
・安定型次亜塩素酸 除菌・消臭剤
・弱アルカリ性
・次亜塩素酸ナトリウム(食品添加物)+高純水(ROイオン交換)
・100ppm
というスペックのもので、
製品噴霧実験で劣化などの問題は起きませんでした。
これであれば、すぐに除菌が可能で
ウイルスにも一定の効果があると言われておりますので安心です。
アルコールスプレーは、
可燃性があったり一部の素材に対して腐食性があるので
広範囲に噴霧するのはお勧めしません。
*余談ですが、最近売られているアルコールスプレー。しっかり裏面の表示を確認して購入することをお勧めします。
除菌効果のある濃度は諸説ありますが、だいたい60〜80%です。(逆に濃すぎても効果はありません)
しっかり「濃度」が書かれていない製品は、何処にも『除菌』『消臭』の表記が無い場合が多く『清涼剤』と書かれていたり。
つまり、いくら使っても効果ゼロです。
⒊開封したら『手洗い』をする。
これは是非、してくださいね。
防疫の観点というより、ホコリなどが箱の底面に付いている可能性ありますし(置き配は特に)手洗いをしておいた方が、気持ち的にも安心です。
如何でしたでしょうか。
少しでも皆様の生活においてお役に立てましたら幸いです。
正しく恐れて、恐怖に飲み込まれず
がんばりましょう!
4
テーマ
LABO