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今日は4月30日。
『平成』が終わって、明日5月1日から『令和』ですね。
色々な議論がありますが、私は生前退位、とても良いと思います!


もしかしたら令和も30年ほどで改元するかも?
そうすると『昭和』『平成』『令和』『◯◯』と、元号を4つ以上
経験する可能性もあるんですよね!
人生の節目を考える良い機会になりそうで。
今日という日を大事に過ごしたいと思います。




そんな日に!
朝から実験してましたw
かなりご無沙汰してしまいまして、申し訳ございませんでした!

今回はタイトル通り、撥水について実験です。




みなさん。
バッグに限らず、傘や服を購入される時『撥水性能』を少し考えた事、あると思います。

・強撥水!
・テフロン加工!
などというキャッチコピーで商品の機能説明をしていますから
「無いよりあった方が…」
と、選んでいると思います。




ただ、この『撥水』。
バッグや傘、服の『製品』について述べているのではなく、
あくまでも『使用している生地』について言っている事の方が
多いんです。



つまり、
『撥水性能』と書いてあっても、製品の性能では無い!
という事。




説明します。




『撥水』をうたっている製品は、雨水が直接当たる本体生地の性能について言っている事が多いです。


撥水性があれば、雨水を弾き内部には浸水しにくい。


というのが、使用する大きな理由なのですが
あくまでも「浸水しにくい」であって、「浸水しない」ではありません。



なぜなら、

「縫製する」

からです。


縫製するということは生地に針で穴を空けて、
そこに糸を通して生地と生地をくっ付けている事になりますので、
その穴から必ず浸水します。



高級な傘などは「骨」に生地を縫い付けている場所に
シール状のものを貼り付けて、
浸水しにくいように処理されていますが、
それでも長期間は保ちませんよね。




バッグも同じです。

また、「止水ファスナー」という部材があって、それを併用する事で
より浸水し難くする。という方法もありますが、限界はあります。
理由は簡単です。

「縫製しているから」

です。
縫製しているものは、必ず浸水します。


撥水性能はあっても、防水性能はありません。


まずはこの事を知って欲しいです。
もし、防水とうたっているものがあったら、
それは縫製していない(熱圧着加工製品)か、
縫製した部分に何かしらの防水処理を施しているものです。




撥水生地を使用している商品の場合、
どこから浸水しやすいか?
ですが、それは下記の通りです。


・縫い目
・ファスナー部分
・撥水性能の無い生地(メッシュ生地など)




これを踏まえた上で…
『ちいくばっぐ』が、どのくらい浸水するか?
を実験してみました!




実はこの実験、昨日やる予定でしたが…
準備完了と同時に晴れてしまいw
テイク2です。



今回、実験に協力してもらったのは、E5系はやぶさタイプ。
『Y』のワッペンついていますが、
商品にはついていません。
(「アイロンワッペンつけてみた」のブログ参照です。)


形を整える&浸水した箇所を特定するために、新聞紙を詰めます。


雨に当たる場所を、実際に背負っている状態に近づけるために
園芸用の支柱と洗濯ばさみを使ってw
このように設置。


07:18実験開始です!



1回目のチェック。
30分経過しました。

綺麗な水玉です。





一番上の部位に「水たまり」が少し。
小さな水滴は「水玉」になりますが、
それが複数集まると「水たまり」に。
ここから少しづつ「浸水」が始まります。





2回目のチェック。
1時間11分経過です。





水たまりが大きくなって生地にも少し浸水し始めているように見えます。
(色が濃くなっている部分が浸水している箇所です。)



最終のチェック。
1時間37分経過しました。







だいぶ濡れましたね。
ちょっと「パンパン」します。
傘の水切りと同じやり方です。





わかりますでしょうか…
色が濃くなっている部分が生地面の浸水部分です。
1時間半、雨ざらしの状態でしたので
私的には、生地性能として合格ラインです。



では、中身は…???





浸みてますね〜。

内容物が濡れるほどではありませんが、
やはり縫い目部分などから浸水しています。



そして今回の実験で一番浸水したのは、
ファスナー部分です。






縫い目からというより、
ファスナーのエレメント(ギザギザしている部分)
ですね。
その場所に接していた新聞紙がとても濡れています。




ここで実験は終了です。
お疲れ様でした〜
写真多すぎw




さて。乾かします。



リュックの背負い部分を利用して、このように干すと
外も中も乾きやすいです。

しかも、
生地のシワも伸びますから
乾いた後は綺麗な状態に。





結論:
①撥水と防水は違います。

②1時間半、雨に濡れると
ファスナー部分から浸水します。

③雨に濡れたら、
こまめに水滴を払うと効果的。
(傘と同じ要領です)

④乾かす時は、中にも空気が当たるように。





これから雨の季節。
「ちいくばっぐ」に限らず、皆様のご利用しているバッグの参考にして頂ければ。


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