まずは皆様に。。。
3ヶ月も更新できず本当に申し訳
ございませんでした!
今日から定期的に更新します!
という事で。。。
久しぶりの更新スタートは、ちいくばっぐの商品ページに掲載している
商品物性検査結果の見方
の説明と、それぞれの検査方法についてお話しようと思います。
この表です。
これは、生産品の中から無作為に選んだものを
JIS規格に則った正規の検査をしてくれる機関へ依頼した、その結果になります。
判定は『合格』です。(良かった 良かった。)
でも皆さん。
・なにが合格なの?
・『4−5』ってなに?
・水?汗?
って感じですよね。
実際には検査資格を取得された検査員の方々が
とても複雑な条件や方法で検査を実施していただいているので
それをそのまま転載するのではなく、
ここではやんわりとご説明をさせて頂きます。
あ、その前に。
なんで検査するか?
ですが、商品に不具合が発生するのを未然に防いだり
万が一、不具合が発生してしまった際の、原因特定に利用したり。
検査をしておくのと、していないのでは、かなり差がありますので
必ず検査をしています。
この検査。
JIS規格で定められている試験方法で行われるのですが
使用する過程で遭遇する不具合発生要因を人工的、科学的に再現し、結果をランク付けする。
というもので、ほとんどの要因をカバーしてくれています。
一部、どうしても再現不可能な事案や
検査自体が難しい事案も存在するので、
検査内容は
繊維製品に対する一般的な検査項目
のみ実施しています。
まず最初は、数字の説明です。
表をご覧ください。
全部で5段階評価になっていて、一番良いのが『5級』になります。
色々な会社で基準があり、商品の種類によっても検査項目や基準は異なりますから、ここでは弊社の基準でお話しますね。
弊社は、基本的には4級以上を合格としています。
何故か?
こんな感じです。
デニムや帆布(綿素材)などの商品は、濃い色のほとんどが2級以下なので、弊社では基本的に使用しません。
中には、堅牢度に強い素材もある事はあるのですが。。。
常に同じ品質を保持したまま資材手配が出来るほどの物量を生産していないので(苦笑)
。。。地道に頑張りますw
これを踏まえた上で今回は
汗(あせ)
の検査についてです。
汗とバッグって、結構身近な存在でw
背負ったり握ったりしますから、必ず「汗」がつきます。
検査結果の表記に「変」と「汚」とありますが、これは
「変」:変質・検査した素材自体が汗の影響を受けてしまうか。
「汚」:汚染・検査した素材が、他の素材に対して汗を媒介に汚したか。
を表しています。
検査方法は、
人工的に「汗」を作り、その溶液を使って
温度と圧力を決まった時間かけ続けて
その変化具合を1〜5段階の評価で表します。
溶液は「酸性」と「アルカリ性」の2種類あり、両方で検査します。
何故か。
普段、皮膚の表面は「弱酸性」に保たれており、
それに「汗」が一役買っているのですが、
真夏など大量の汗をかくと「アルカリ性」に変化してしまう為です。
たまにバッグの背面や体に当たる面が黒ずんでいたり
明らかにバッグと違う色がボンヤリついてしまった事、ありませんか?
これは、ほとんどの場合
洋服からの汚染(移染)で、汚れではありません。
(特にデニム。インディゴは仕方ありません。。。)
原因は「汗」だったり「摩擦」だったり。
汚れが付着したのではなく、染まってしまった状態ですから、
擦っても洗っても色が落ちにくいんです。
なので、
デニムが好きな方でバッグが汚れてしまうのが嫌な方は
デニムの色より濃い色のバッグか、当たる部分が濃い色のバッグを選んでください。
ちいくばっぐは、それも踏まえ
背面や背負い部分の素材を黒、もしくはネイビー色にしています。
(デザイン的にはグレー色にしたかったんですけどねw)
如何でしたでしょうか。
次回は「水」と「摩擦」についてお話したいと思います。
ありがとうございました!
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3ヶ月も更新できず本当に申し訳
ございませんでした!
今日から定期的に更新します!
という事で。。。
久しぶりの更新スタートは、ちいくばっぐの商品ページに掲載している
商品物性検査結果の見方
の説明と、それぞれの検査方法についてお話しようと思います。
この表です。
これは、生産品の中から無作為に選んだものを
JIS規格に則った正規の検査をしてくれる機関へ依頼した、その結果になります。
判定は『合格』です。(良かった 良かった。)
でも皆さん。
・なにが合格なの?
・『4−5』ってなに?
・水?汗?
って感じですよね。
実際には検査資格を取得された検査員の方々が
とても複雑な条件や方法で検査を実施していただいているので
それをそのまま転載するのではなく、
ここではやんわりとご説明をさせて頂きます。
あ、その前に。
なんで検査するか?
ですが、商品に不具合が発生するのを未然に防いだり
万が一、不具合が発生してしまった際の、原因特定に利用したり。
検査をしておくのと、していないのでは、かなり差がありますので
必ず検査をしています。
この検査。
JIS規格で定められている試験方法で行われるのですが
使用する過程で遭遇する不具合発生要因を人工的、科学的に再現し、結果をランク付けする。
というもので、ほとんどの要因をカバーしてくれています。
一部、どうしても再現不可能な事案や
検査自体が難しい事案も存在するので、
検査内容は
繊維製品に対する一般的な検査項目
のみ実施しています。
まず最初は、数字の説明です。
表をご覧ください。
全部で5段階評価になっていて、一番良いのが『5級』になります。
色々な会社で基準があり、商品の種類によっても検査項目や基準は異なりますから、ここでは弊社の基準でお話しますね。
弊社は、基本的には4級以上を合格としています。
何故か?
こんな感じです。
デニムや帆布(綿素材)などの商品は、濃い色のほとんどが2級以下なので、弊社では基本的に使用しません。
中には、堅牢度に強い素材もある事はあるのですが。。。
常に同じ品質を保持したまま資材手配が出来るほどの物量を生産していないので(苦笑)
。。。地道に頑張りますw
これを踏まえた上で今回は
汗(あせ)
の検査についてです。
汗とバッグって、結構身近な存在でw
背負ったり握ったりしますから、必ず「汗」がつきます。
検査結果の表記に「変」と「汚」とありますが、これは
「変」:変質・検査した素材自体が汗の影響を受けてしまうか。
「汚」:汚染・検査した素材が、他の素材に対して汗を媒介に汚したか。
を表しています。
検査方法は、
人工的に「汗」を作り、その溶液を使って
温度と圧力を決まった時間かけ続けて
その変化具合を1〜5段階の評価で表します。
溶液は「酸性」と「アルカリ性」の2種類あり、両方で検査します。
何故か。
普段、皮膚の表面は「弱酸性」に保たれており、
それに「汗」が一役買っているのですが、
真夏など大量の汗をかくと「アルカリ性」に変化してしまう為です。
たまにバッグの背面や体に当たる面が黒ずんでいたり
明らかにバッグと違う色がボンヤリついてしまった事、ありませんか?
これは、ほとんどの場合
洋服からの汚染(移染)で、汚れではありません。
(特にデニム。インディゴは仕方ありません。。。)
原因は「汗」だったり「摩擦」だったり。
汚れが付着したのではなく、染まってしまった状態ですから、
擦っても洗っても色が落ちにくいんです。
なので、
デニムが好きな方でバッグが汚れてしまうのが嫌な方は
デニムの色より濃い色のバッグか、当たる部分が濃い色のバッグを選んでください。
ちいくばっぐは、それも踏まえ
背面や背負い部分の素材を黒、もしくはネイビー色にしています。
(デザイン的にはグレー色にしたかったんですけどねw)
如何でしたでしょうか。
次回は「水」と「摩擦」についてお話したいと思います。
ありがとうございました!
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