2019年3月6日(水)
img01
バッグ。アイロンかけていますか?洋服は洗うとシワが入るのでアイロンかけますが、バッグは洗濯しないから普通はかけないですよね。それに、そもそもあまり「シワ」にならないからアイロンなんてかけた事ないと思います。
前回、『バッグ洗ってみた』という投稿をしましたがその時もシワは出ませんでした。

しかし、たまに出る時があります。
考えられるのは3つ。
①商品の折り畳みシワ。
②商品輸送中に、何らかの原因で生地が片寄ってしまった。
③クローゼットなどにしまった時、折れた状態で保管してしまった。
です。

販売店舗のルール(商品形状の保全の為)や、ハンドバッグなど製品の性質上の理由でバッグに紙製(もしくはビニール製)の『アンコ』と呼んでいる『緩衝材』を入れる場合がありますが、
弊社では基本的に入れていません。
大きな理由は「コスト」なのですが、緩衝材として使命を全うした「アンコ」は、販売店やご購入頂いたご家庭で『燃えるゴミ』として捨てられてしまいます。最近は中国でも紙の値段が従来にないスピードで高騰していて、再生紙などを利用しながら対応しているのですが、正直
勿体無い
と思ってしまいます。
確かに「商品形状の保全」は必要です。
シワクチャな商品は購入意欲がわきませんよね。
私も、綺麗なものとシワクチャなものと、どちらを買うか?といったら
出来るだけ綺麗な物を買いたいですから(笑)

なので、どうしても入れなければ「保全」できない場合、できる限り少量を入れる事も。。。

でも、バッグ1本あたりに使う『アンコ』の量は、バッグの表示リッターに対して、大体半分から三分の一くらいの量を入れている場合が多いので。。。30cmくらいの大きさのバッグ15〜18本くらいで
家庭用ゴミ袋1杯分ほどになります。

紙自体のコストはそんなに高くはないですが
それを『アンコ』にする&バッグに入れて「化粧」するコスト。
入れる事でバッグの「量」が増えますから、梱包箱に入る数量が減り、逆に箱数が増えて輸送コストが上がります。
それらを全部合わせると、原価にして1本あたり大体150円ほどのUPに。
それはもちろん、商品代に入ってますし
捨てるにしても企業なら「ゴミ代」がかかり、
そのゴミを焼却処分するにもコストがかかります。

全て「綺麗に見せる為」にです。

最近では、エコの観点からアンコ入れの商品は減ってきているので、
以前より良い方向になってきていますが、逆に冒頭の「シワ」が入っている可能性も増えるというわけです。

頭痛いです。

でも、輸送中の「シワ」は意外と簡単に取れるんです。
それを今回、画像にしました。

これはバッグの工場でもやっている処理とほぼ同じやり方。
衣類の製造工場では当たり前な処理ですが

「スチームアイロン」がけをします。

バッグの企画部では、おそらくほとんどの会社で実施されている方法です。
もっと簡単な方法は、「霧吹きでバッグ全体を湿らせる」という方法。少し乱暴ですが(笑)
ただし!合皮製や皮革製のバッグには絶対にやらないでください!
アイロンもです!
表面が変質してしまう可能性大です。

適しているのは、ナイロンやポリエステル、綿製のバッグ。
特にナイロン製は「霧吹き」だけでもだいぶシワが取れますよ。
(ちゃんと乾かしてくださいね!)

今回も今までと同様に、弊社商品で実験です。
まず、「シワ」を意図的につけます。


こんな感じ。


今回、協力してくれたのはE5系はやぶさモデルさん。
ちゃんと綺麗にしてあげるから少しだけ我慢してね。
で、これをスチームアイロンで軽く撫でてあげます。

一人で撮影しているので
見にくい画像ですいません。

で、こうなります。


綺麗になったでしょ!


こうするとわかりやすいでしょうか。


アイロンがけをしている時間は、大体10秒ほど。

ほんの少し手を加えてあげるだけで、綺麗になります。
ただ、
スチームアイロンがけをしても綺麗にならない生地もありますので
全てのバッグに適用できるとは限りません!

やる場合は、底部など目立たないところでテストしてみてから
実施されるように。
(基本的には衣類と同じです。当て布をしたり生地から離してかけたり。。。)
ご注意くださいね。





13
テーマ  LABO
 
最新のblog