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episode・4 機能性。なぜ?なに?
今回はこの商品の機能性を、開発中にあった事を交えてご紹介していこうと思います。
(ご注意:子供の特性について書いていますが、自分の子育ての中で得た情報の為、全ての子供に当てはまる?かはわかりません。)



①形状
一番のポイントとして、子供が荷物を出し入れする時、雑念が入らないように!という「条件」をまず考えました。子供は、何かをする時に”中断されてしまう要因”への耐性が低いものです。それは「自分でやる!」という気持ちの時、特に現れます。そして、このアイテムに対しての”要因”ベスト1は「せっかく出し入れしているのに倒れる・入れ辛い」だと思い、これに対して研究をしました。
(倒れてしまう”リュック”で出し入れする場合、多分、床に寝かせてませんか?綺麗ならこれでも良いのですが、あまり寝かせたくないですよね。)倒れないためには、『重心』を下にする必要があります。また、荷物を入れた時と出した時で重心が変わってしまうと、それでも倒れてしまいます。
そこで注目したのは「三角形」です。
底を広くして、天を細く。
そうする事で、重心が必ず下に移動しますから理論上は「倒れない」。
ただ、それだけだと荷物を出し入れする事で倒れてしまいます。容量も減りますしね。
そこであるアイデアを考えました。これがそのアイデアを採用した姿です。

やや前傾姿勢なのわかりますか?

これでも自立します。
そしてこれ。


本体開口部(フタ)を垂らさずに「固定」する事で、上部の重心が背面側(向かって左側)に移動しリュック自体の重心バランスが背面側へズレます。この状態だと、荷物を出し入れする時でも重心が前後にブレ過ぎず安定します。

これは子供から見たイメージの開口部写真。

フタの裏がよく見えます。

②仕様
次のポイントは子供が「ちょっと難しい」をやらせてあげるです。
とにかく子供は「やりたがり」ます。それを大人が見るとイタズラと勘違いしてしまいますが、実はそうではなく「ちょっと難しい」に挑戦している姿かもしれません。そんな子供たちに「リストを見ながら用意する」という「誘導」をこれで表現しました。

文字を読んで理解する事は、まだ3歳児では難しいかもしれません。
ですが、絵本や図鑑で文字に触れる機会が増えるのも3歳児くらいから。
この時期に、「文字」と「物」をリンクさせる(イラストで補助してあげるのも良いかと)事は、子供達の成長に良い刺激になると思いました。

そして次はこれ。
引き手です。

まだ手指の力が弱い為、ループ状の部品が付いていない引き手だと、力が加えられず開閉が難しくなります。この仕様なら、力を込め易く、楽に開閉ができます。

これは背面の写真です。

エアメッシュという、リュックではお馴染みの素材ですね。
よく「通気性」をうたっていますが、実際にはあまり効果がありません。通常の生地に比べれば「汗」や「湿気」の水分が肌(衣類)に戻りにくいので、「感触が良い」というぐらい。本当の目的は「クッション性」です。
エアメッシュは断面が「霜柱」のようになっていて、メッシュ生地自体に弾力性があります。
その為、ただの「生地」より背中に当たる感触が良いのです。

そしてこれは、ある意味最大の「効果的機能性」かもですが
重量です。

リュックの重さは、この秤ですと(笑)
340g
です。
その為、だいぶ機能性をシンプルにしていますが
それにも「理由」があります。
例えば、本体内部にポケットを一切、つけていません。
理由は、
・親御さんが、一目で何が入っているか確認できる為(これ大事!)
・子供達が、どこに何を入れたか、わからなくなるのを防ぐ
です。
この時期の子供用リュックは、複雑でスピーディな出し入れが必要なママバッグとは違い、中に入っている物を、すぐに出せる。ことの方が重要。
出来るだけシンプルにする事で、もっと他にある大切な経験をスムーズに、深く体験できるようにしてあげたい。
そんな想いを「付けない」という機能性で表現しました。

そして、これも私の中では重要な(笑)テープです。

光沢感のある、少し厚手の物を採用しています。
これは、「調整部品」との摩擦を大きくし、荷重や移動などで起こる「ずり落ち」を防ぎます。
薄くて、編み込みの荒いテープは、すぐにヘロヘロになって滑り易くなり、テープの捻れも起きてしまいます。
見栄えも悪いですしね。

最後にこれ。
撥水性です。

スプレーで水をかけてみました。
「パンパン!」と叩くと、ほとんど落ちます。
ただ、この撥水加工はほとんどのバッグと同様、永久ではありません。
生地の染色加工後、強度をUPさせる為に「加工」をするのですが、その工程で撥水剤を浸透させる方法で作られています。
その為、必ず経年劣化します。
環境や使用方法によっても違いますので、「子供の持ち物にはちょっと。。。」ということが無ければ、靴やレインコートなどに使用する「撥水スプレー」をサッとかけて、十分に乾かしてください。
その際、2度がけすると、より効果があります。
(大量にかけすぎると、ムラになったりしますのでご注意を!)

さて、今回はどうでしたか?
ボリュームあり過ぎて、途中で4回ほどデータが落ちましたが(笑)
何とか書けました。


次回が最終!

episode・FAINAL ちいくばっぐ誕生!

宜しくお願い致します!


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